ねこに好かれる心理学

ねこだいすきなひとによるねこのはかせへの道。

【人間の食べ物に興味を示す においをかぐねこさん なんで?】

<好奇心によるもの、でも健康によくないです>

飼い主さんが何か食べていると、必ずそばへやってくる。

買物から帰ってくると、袋の中にカオをつっこんでにおいをかいだりしませんか。

こうした猫さんの行動は、好奇心からおこるものだと考えられます。

ニオイで調査したあとに、ごはんだと思えばくちに入れてしまいます。

おいしいものだと、リピートしてしまうのはにんげんも猫さんもおなじです。

飼い主がたべていたものを好奇心からいちど食べてしまい、おいしいとおもうとまた食べる。しかし、これを許していると、飼い主さんが食べるものはなんでもほしがるようになってしまいます。

人間のたべものは一般的にねこさんにとってよくないものが多いです。

たとえば、人間用の乳製品。ねこさんは乳糖を消化できず、おなかをくだしてしまいます。

また、人間の食べ物はねこさんにとっては塩分過多なものがおおく、内臓に障害を起こすことも多いです。

ついつい、食べさせてしまいたくなるのをグっと我慢して、飼い猫さんの健康には気を付けてあげましょう。

<特に油分の強いものを好むねこさん>

ねこさんには「クリーム」がすきでたまらない子もいます。

ただ、前述のようにおなかを下してしまうことが多いのできをつけなければなりません。しかも、食用だけでなく顔にぬるクリームもたべちゃう子もいるようなので、女性はさらにきをつけなければなりませんよ(*’ω’*)

【ねこさんがごはん(エサ)の器をヒックリ返したりします】

飼いねこさんによくみられますが、さっきまでおとなしくごはんを食べていたのに、いきなりごはんの入った器を前足でたたいたりひっくり返したりしている。まるで、「こんなメシくえるか!(*´Д`)」状態。 おいしくない、と抗議しているかのように思えます。

そして、だいたいこういうときに限ってごはんの食べ残しが多いです。←やっぱりごはんが気に入らないのでしょうか。

じつは、この行動はごはんが気に入らないのではないことがおおいです。

この器をひっくりかえす行動は「おなかがすいていない、いっぱい」証拠です。

ねこはネズミや小鳥をとらえても、そのときおなかがすいていなければもてあそぶ(みたことあるとおもいますが・・・)ようです。

これとおなじで、「ごはん」=「獲物」としていると考えられます。

(迷惑なのは虫をもてあそんでいるときというのは、言うまでもないですよね。。)

 

<猫は毎日満腹になるのか>

ねこさんのゴハンには適量があります。でも、毎日全部食べるとは限らないです。

もちろん、食欲に波があります。野生のときの名残りのようで、3日に一度満腹になれば足りるといわれているようです。

連日食べ残しするようなら、一度のこしたものを片付けて様子をみて増減するといいようです。

【ねこさんはウィンクできない】

ねこさんと目が合うと、じーっとみられることがある。ねこさん好きにはたまらん瞬間ですけど、コレがねこさんを苦手なひとにとってはダメな原因のひとつみたいです。

そういえば、ねこさんはマバタキしません。人間だと、まばたきをガマンしてしまうとだんだんとつらくなる。なんでねこさんは平気なんでしょうか。

まばたきとは、眼球の表面になみだをまんべんなくぬりたぐることです。目玉がカピカピにならないようにするのが、その役目です。それによって、病原菌などから侵されないようにする効果があります。

涙は目じりの上あたりにある「涙腺」で作られ、常時ながれてだしておりマバタキするときにその涙が目玉全体にぬられていく仕組みです。

さて、ねこさんの目はというと人間にはない、瞬膜という第三のまぶたがあるようです。

その瞬膜によって目が保護されていると言われているようです。

<<突然めのまえにモノがあらわれてもマバタキしない>>

にんげんならば、目のまえに何か突然あらわれると思わずマバタキするのですが、ねこさんの場合はマバタキしないようです。

それは性格がぼーっとしているのでもなく、何事に動じないということではないようです。

じつは、ねこさんの目はごく近いところにある大きなものは見えないのです。

ようは見えないので、突然目の前にモノが現れてもマバタキしないのです。

 

【ねこさんはゴハンが食べやすい容器ってある?】

ねこさんのごはんは大きく分類して、ドライタイプとウェットタイプがあるようです。

じつは、ドライタイプとウェットタイプそれぞれには食べやすい容器と、たべにくい容器があります。( *´艸`)

ねこさんは、舌をうまく使ってすくうようにしてゴハンを口の中にいれて、アタマを上下にふって口の奥にはこびます。

そういった動作をかんがえると、ドライタイプのゴハンは底が丸形のものが適しているとおもいます(*’ω’*)

底が円いものはゴハンが器の中央に集まり、舌でゴハンを救いやすいと考えられています。

逆に器の底が平らなものだとドライタイプの場合は角のほうにごはんがコロコロいってしまいます。

それならウェットタイプはというと、その底が平らなもので、側面が外に向いていないものが適していると考えられています。

ウェットタイプのゴハンは、舌でなめるように食べるのですくいやすいように側面の縁が内側にむいているほうが食べやすいようです。

 

<<器の裏面はすべりにくくする>>

ゴハンを舌ですくおうとすると、どんどん器が床をすべって前にいくことがあります。そんなときは、器の裏面が滑らないようにする工夫があるといいようです(*´Д`)

【ねこさんにとって食事の適量はどれくらいか】

<<子猫、老ねこ、成ねこさん それぞれに合わせる>>

すりすりにゃーにゃーとゴハンの催促。そのあとは・・・あれ?ちょっとくちをつけておしまい。そうかとおもえば、あっという間にゴハンをたべつくす・・・ いったいねこさんのエサの適量ってどれくらいなの?(*´Д`)

じつはねこさんの体重、年齢によってさまざまなようである。

一般的なおとなのねこさんの場合、体重3kg~4kgならゴハンは55g~70g。4kg~5kgなら、70g~85gが標準的なゴハンの量のようです。

<<子猫さんの場合は生まれてからの経過日数による>>

子猫さんのばあいは月齢によってゴハンの適量があります。

たとえば、子猫さん用のゴハンを与えるのがふつうですが、1か月~3か月は25g~60g。3か月~6か月は60g~85g。6か月~9か月ならば80g~90g、9~12か月なら80g~85gくらいです。子猫用のゴハンは成長期に必要な栄養素とカロリーが考えられている、子猫さん専用のゴハンなのでオトナのねこさんなどには向きません。

<<老ねこさんにも専用ゴハンがある>>

さいきんはよく知られるように、「7歳から」や「11歳から」という表記のある猫さんのゴハンが売られています(*´ω`*)

これらは歳をめした猫さん用にカロリーが抑えられ、必要な栄養素が含まれたゴハンとなるような工夫がこらされているようです。

ねこさんの年齢、体重などを考えて、適切なゴハンを用意しましょうね(*´Д`)

【ねこさんが寝ながらまぶたがぴくぴく動かす・・・】

人間の睡眠時にみられる「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」はご存知ですか?

寝ているねこさんを観察していると、まぶたをピクピクさせたり、前足でひっかくような動きをしたり、ときには寝言みたいな音をたてているときがあります。

これは夢でもみているのでしょうか(*´ω`)

そう、ねこさんたちにも実は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。

身体はやすんでいるのに脳がうごいている「レム睡眠」。この睡眠はいわゆる浅い眠りの状態のものです。

また、身体も脳も熟睡しているのが「ノンレム睡眠」とよばれています。

ねこさんたちの睡眠リズムは人間のサイクルと比べると短く、「ノンレム睡眠」は10分も続かずすぐ「レム睡眠」にきりかわります。(人間はというと、90分程度です)またレム睡眠は30分~1時間続くとのことです。(人間は20~30分)そして、そのあとまた「ノンレム睡眠」が10分ほど続き、また「レム睡眠」というようにその繰り返しです。ねこさんの熟睡している時間は1日のうち3時間前後でしかないとのことです。

ちなみに、人間が夢をみるのは「レム睡眠」時です。もしかすると、ねこさんたちもその「レム睡眠」のときにはなにか夢をみているのでしょうか。想像してみるのもおもしろいかもですね(*´ω`)

【ねこさんは狭くて高いところが好き・・・?】

<<ねこさんは人間の数倍バランス感覚がいい>>

ねこさんが窓枠や棚に飛び上るのを見ると、ほんと自分の身長の数倍もあるようなところまで飛び上る。いったい、どれくらい高いところまで高いところまでとべるのでしょうか。

ねこさんたちの特技は、垂直跳び。身体の筋肉がバネのようになっていて、人間の身長以上くらいは簡単にとびあがれるのである。

ちなみに、野生時代のねこさんたちは、木の上で生活していた。そのため、飛び上ったり飛び降りするのは得意なのです。( *´艸`)

また、現世代のねこさんたちも野生時代の遺伝子が残っており、幅の狭い高いところをすーっと歩くことができる。同じように寝ることもできる。

ただ、よくみかけるように平穏な時代のねこさんたちは、ときどき寝ぼけて高いところからフラフラと落ちることがあるが、そんなときでもヒョイっと一回転してちゃんと足から着地することはよく見かけますよね。

 

<<ねこさんの着地にはひみつがある>>

ねこさんは高い場所から落ちても、空中立位反射(くうちゅうりついはんしゃ)という体の反応が瞬時におこります。

この反射は、生後21~30日齢に出現し、33~48日齢で早くもできあがります。

全ての、猫さんが生まれつき持っているとされる能力です。

反射が成立するのに必要な距離はだいたい60cmです。

必要な時間は、わずか0.125~0.5秒程度ですが、空中立位反射が発動するためには、落下の瞬間に四肢が水平状態でなければなりません。(´・ω・`)

頭や尾から落とされた場合、たとえ猫と言えどもうまくバランスをとれず、地面に激突してしまうことがあるようです。( ゚Д゚)